categoryID = 77

$myCategoryID = 77
ホーム >  CULTURES > 俳句 >  記事ページ

俳句

女性のための、元気になれる俳句75 選・如月美樹 鳥葬のなき世に群るる寒鴉 檜 紀代

 

鳥葬とは、死体を野に置いて鳥の食べるにまかせるという葬法のこと。死体を大気にさらす風葬と組み合わせられており、今でもチベットとインドの一部で行われているとか。テレビで見た記憶があるが、意外にさらりとしているという印象を抱いた。死は決してじめじめしたものではなく、どこかへ還っていくことなのだ、それが自然の摂理なのだと感じた。
最近、都会ではカラスの数が増えているという。特に銀座は多いと聞いた。早朝集合の仕事で街を歩いていると、自在にカラスが滑空しているのを見る。彼らの目には賢い光が宿っている。掲句、寒鴉(かんがらす)が季語。冬のカラスのことである。彼らの群れる様を見て、鳥葬がない世だから退屈そうだととらえたのか。たしかに、カラスたちは、都市と人が死滅し、気楽に飛翔できる日を淡々と待っているのかもしれない。ものを言わぬまま。『花は根に』(1998)

 

 

 

セカイカメラで「エア俳句」、始めます!


去る9月24日にiPhoneアプリケーションとして登場した拡張現実(AR)インターフェイス「セカイカメラ(http://support.sekaicamera.com/)」。これは、空間に“エアタグ”といわれるタグを貼り付けることができるというアプリケーションで、私たちはそのタグを自由に貼り付けたり(テキスト、写真、音声が可能)、閲覧したりすることができるという、画期的なもの! その注目度たるやすさまじく、開始4日間でダウンロード数が10万を超えたとか。
この機能を活かして、その場で詠んだ俳句をエアタグとして貼り付けていくというアイディアを開発元の頓智・(トンチドット)代表・井口尊仁代表にTwitter上でお伝えすると、面白がってくれて、「エア俳句」という名称をいただきました。そこで、東京都内のあちこちで、如月美樹が俳句を詠み、エアタグとして貼り付けていくという試みを行います。タグの色はピンク。井口さんも、発見したらエアポケットに捕獲してくれるそう。みなさんもぜひ捕獲してみてください!

筆者プロフィール

如月 美樹(きさらぎ・みき)

俳人

1999年よりオンライン俳句サイト『俳句ニューデリー』を主宰。会社勤めの傍ら、“有季定型”という基本を守りつつ、現代の都会で働く女性という立場で作句を行って13年。読書と旅と食を愛する。自身の作品は『新日本大歳時記』(講談社)『俳句研究年鑑』(角川SSコミュニケーションズ)『俳壇年鑑』(本阿弥書店)等にも収録されている。マガジンハウス『Age(アージュ)』編集者・池田美樹の俳号。樹代表句は「じやじや馬に生まれつきたる髪洗ふ」(1998)。Twitter:@kisaragi_miki

(2010 年 1 月 25 日)

コメントをどうぞ

 
Age (アージュ)特設サイト
ヤングくん
クリエイター図鑑

INDEX : 最新の記事一覧

ishome

QR Code : 携帯からのアクセス

このページの先頭へ↑