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グルメ

コシヒカリ玄米茶「みどり」で、涼しい夏。

気象庁による今年の夏の季節予報は、平年に比べて気温が低く、降雨量も多めになるのではないかという予測。「平年に比べて気温が低く」とは言え、6月に入ったあたりから日中の最高気温はあちらこちらで30℃を超えはじめ、最近では36℃、37℃と、やっぱり暑いことには変わりなし。

加えて雨も多いとなれば、これは絵に描いたような高温多湿。

夕べ、我が家のあたりでは湿度が80%を越えていました。

 

こんな時期は、熱中症に注意が必要です。

この「熱中」というのは、何かに夢中になる熱中ではなくて、「熱に中(あた)る」という意味。別段何かに夢中になっていない時でも熱中症になります。

とはいえ、水分を摂ることを忘れるほど何かに熱中していると熱中症になりやすいもの。熱中症の予防には、こまめに水分を摂ることが大切です。

 

「水分をたくさん摂ると汗をかいて疲れる」と言われることがありますが、これは誤解。人間には体の温度が上がると汗をかいて熱を逃がす温度調節機能が備わっているので、汗をかくことができなければ体の温度を下げることができません。

その結果、体に熱がこもって熱に中(あた)り、熱中症になってしまうのです。

 

こまめに水分を摂ると言っても、お水か煮出して冷やしておく麦茶のようなお茶か、時にスポーツドリンクくらい。緑茶好きとしてはここに緑茶をラインアップしたいところですが、この時期さすがに熱いお茶を飲み続けるのは無理。

冷たい緑茶を美味しく手軽に淹れる方法が思いつかないまま、緑茶は少し気温の低い時に60℃〜80℃くらいで淹れて飲んでいました。

 

そんな中、私の緑茶好きを知る知人から緑茶を頂きました。

価格は安いが内容は最高級の玄米茶「みどり」。

頂いた時に一瞬「お茶のグミ?お茶のキャンディ?」と思ってしまった、小さなアルミパッケージにかわいいラベル。

緑茶の茶葉と聞いて、「心頭滅却すれば火も亦た涼しというメッセージなのか」と思ったらそうではなく、「これなら熱いお茶も冷たいお茶も淹れられるから」との事。「冷たいお水でも、すぐ淹れられるよ」と。

えー、ほんとに?

コシヒカリ玄米茶とは!
チャック付きアルミパックに。
ティースプーン1杯半分を取り出して。


しかも玄米茶(なんとコシヒカリ!)って書いてあるし。

玄米茶をお水で淹れる?

玄米茶好きだけど、お水で淹れて玄米の香りって出るのかな。

あら、抹茶も入ってる。

お湯を沸かすこともなく、時間をかけて水出しすることもなく、お水ですぐに淹れられるなら嬉しすぎるんですが。

 

開けてみる。

 

抹茶のいい香り。

湿気を嫌う茶葉に、チャック付きのアルミパックはかなり親切。

口も広くてそのまま茶葉を取り出せるし、移し変える手間もない。

ティースプーン1杯半くらいを出してみる。

 

みどり。

苔の庭を髣髴とさせるようなみどり。

 

冷水を用意して、急須にお茶の葉と氷を入れる。

氷と一緒に急須に入れます。
注いでみると、こんなに「みどり」。
茶柱が立ってます!


急須に冷水を注ぎ、しばらく待つ。

急須をちょっと回してから、氷を入れたグラスに注ぐ。

 

まさにみどり。

玄米の香りがすごい。

冷たくてもこんなに良い香りが出るとは。

 

飲む。

 

うわー、これは意外。

こんなに香るものなのか。

爽やかな抹茶と香ばしい玄米の香りで、暑さがすーっとひいて行く。

 

同じようにして二煎めも飲んでみる。

色は少し薄くなるけど、玄米の香りが際立つ。

 

まだいけるかも、と三煎めに挑戦。

さらに色は薄くなる。

でも玄米の良い香りは続く。

そして、茶柱!

カメラが間に合わなくて、茶柱は底に着地。

ところで。
例えば紅茶でティーバッグタイプを選ぶ時のように、「急須がない」「急須を使うのが面倒」という場面がありますね。

カップでダイレクトに淹れて、そのまま飲みたい。

そういう時の便利アイテム。

 

100円ショップで販売されている糸付きのティーバッグに入れてみました。

「ティーバッグで簡単に、冷たい抹茶入りコシヒカリ玄米茶を淹れる」

これができたらかなり画期的。

どうなんだろ。

できるかな。

ってことで、トライ。

このままグラスに氷を入れて

そこへ冷たいお水を注ぐ。

ティーバックに入れてグラスに水を注ぐのみでも……
出ます!


しばらく置いてティーバッグを振ってみると

出た!

美味しい!

二煎め。

玄米の香ばしい香りも、まだまだ立ってます。

というか、台所が玄米の香りで一杯になってるんですが。

……えーと、ひとり分程度なら糸付のティーバッグじゃなくて普通のお茶パックでも大丈夫そうですね。

 

これは手土産にお菓子を持っていく時に添えてみたりするとかなり喜ばれるんじゃないだろうか(実際私が喜んだ)。

 

緑茶には、体脂肪を減らす、血圧を下げる、口臭を予防する、抗酸化作用で活性酸素(人間の身体を酸化させて動脈硬化などを引き起こし生活習慣病や老化を招く原因のひとつ)を抑える、リラックスさせてくれる等など、様々な効能があります。

そして、ひいた茶葉をそのまま飲む抹茶は、それらの成分を効率よく摂取することができるのです。

 

香ばしくて美味しくて体にも心にも優しいのに、温かいお茶を淹れるのとほぼ同じ手間(お湯を沸かさない分、むしろ手間いらず?)で冷たいお茶も淹れられるなんて。

<みどり>を教えてくれてありがとう、マイフレンド。

 

 

近頃はサーモスなどの水筒を持って外出する人も増えていますが、氷を入れた水筒に冷水で淹れた冷たい<みどり>を入れて、持って出かけています。

外出先で良く冷えた緑茶を飲むことができて嬉しいのと、なにより、あれこれ慌しい外出前にさっと淹れられるのは本当に便利。

涼しくなったら、温かい<みどり>になりそうです。

 

緑茶を熱中症予防に役立ててもらえたらいいなあと思って、香ばしくて美味しい<みどり>を記事にしてみました。

 

ところで。

玄米茶の玄米というのは玄米を炒ったものですが、<みどり>に入っている玄米は新潟県産コシヒカリ。

それならば、と玄米だけ食べてみたらこれがものすごく香ばしくて美味しい。

まるで「抹茶玄米シリアル」。

<みどり>で淹れたお茶で作ったお茶漬けが実に美味しかったんですけども、その「みどり茶漬け」に、この「抹茶玄米シリアル」をティースプーン1杯くらい入れて食べてみたい。

 

気温も湿度も不安定らしい今年の夏、冷たいお茶や暖かいお茶を上手に使って、快適に過ごしたいものです。

 

 

おまけ

後日、知人に冷たい<みどり>を出した時の会話。

「あらー、きれいな色ねえ、このお茶」

「抹茶も入ってるからね」

「(ひと口飲んで)うわ、すごくいい香り。香ばしいね。玄米?」

「うん、玄米」

「ふーん。お湯で淹れて、冷やしておくの?」

「ううん、今入れた」

「今?お湯沸かしてた?」

「ううん、冷たいお水で」

「お水で?」

「うん。冷やしておいたお水で淹れて、氷を入れたグラスに入れただけ」

「粉末?」

「ううん、普通の抹茶入り玄米茶」

「?」

「(茶葉を見せて)これ」

「きれいな緑色だねー。この粒々が溶けるの?」

「いや、それが抹茶まみれになってる玄米(3〜4粒ほどつまんで差し出す)」

「(差し出された玄米の粒を食べて)あらー、これ美味しい」

「でしょー。コシヒカリだよ。新潟のお茶なの」

「へーっ、さすが新潟。コシヒカリかあ」

「頂き物なんだけど、このお茶、いいよね」

「うん、夏に冷たいお茶をさっと飲めるのは嬉しいしね」

なんて会話をしながら、知人はグラスのお茶を飲み干し、

「は〜、一気に涼しくなるねえ、このお茶」

とおかわりを所望。

二煎めだよ、と彼女に出すと

「え、この玄米の香りすごくない?」

だって。

私とほぼ同じ反応だったのは、類が友を呼んだ結果なのか。

 

 

記事を書くにあたって正確な分量などを新潟ナガイ園さんに伺いました。

 

熱いみどりを淹れる

1)茶さじ1杯半(4グラム)のみどりを急須に入れ、80℃のお湯(熱湯は避ける)を100ml注ぐ。2人分は倍量。

2)急須の中の茶湯を、ゆっくりと1滴残さず湯のみに注ぎ切るのが秘訣。

3)二煎目、三煎目もゆっくりと1滴も残さずに注ぎ切る。

4)三煎目を注ぐ際は、急須を3〜4回まわすと茶葉が開いて味が出る。

 

※これは静岡の人に聞いたんですが、急須の中の茶湯を最後の1滴まで湯のみに注いだら、急須の蓋は閉めずに空けておくと二煎目、三煎目もしっかり美味しく飲めます。

 

冷たいみどりを入れる

1)茶さじ1杯半(4グラム)より気持ち多め(10%増くらい)のみどりと氷を適量(お好みで)急須に入れ、冷水を注ぐ。

2)1分半たったら急須を5、6回まわして(ここが肝要)、氷が入ったグラスまたは湯のみに注ぐ(冷たいほど美味しい)。

 

 

抹茶入玄米茶みどり

問合せ先:nagaien@gmail.com

抹茶入玄米茶みどり 50グラムチャック付袋 450円

高級煎茶うまい   50グラムチャック付袋 650円 

新潟ナガイ園 http://nagaien.ehoh.net/

筆者プロフィール

遠藤 ひろみ(えんどう・ひろみ)

「くいしん坊! 万才」「寅さん」と言われながら、出張・旅行・引越しで日本中をうろつき、現在「44都道府県制覇」の状態。未踏の岩手・山形・鳥取を是非とも制覇したいが、年々その夢が遠くなっているような気がしている今日この頃。1×年間勤めた住宅・台所関係の仕事の影響からか、食文化を中心とした住文化に大いに関心があり、好奇心の赴くままに、その分野の探求にどっぷり浸かってみたいと妄想中。「新しいお店が出来たから行ってみようよ!」と誘ってくれる人がいなければ同じお店に通い続けるという行動パターンは、保守の鏡。半面、新しいところへ行けばさっさと馴染んでしまうという特技あり。
現在は山梨県での生活を大いに満喫中。趣味はスキンダイビング(たまにスキューバも)、トレッキング、ラグビー観戦、ブラジル音楽鑑賞、旅行。

(2009 年 8 月 5 日)

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